日韓演劇交流ラボ 「韓国戯曲翻訳ワークショップ」参加者募集のお知らせ

日韓演劇交流センター「韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、10 回目・20年の取り組みを終え、新たな交流へと発展させることとなりました。日本の演劇人、またはそれに近い業界人に向けて、特に若い世代を対象とした交流へと展開していきます。

20年間の演劇交流のノウハウを使い、次世代の演劇人の育成と、韓国との演劇交流を進化させていこうと考えております。

その取り組みのひとつとして、前回2023年1月「韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.1」からは翻訳者公募も行い、想定を超えた人数の応募を頂きました。

この度、更なるステップとして「韓国戯曲翻訳ワークショップ」を実施いたします。

当企画に興味を持つ方はぜひご応募ください。
たくさんのご応募お待ちしております。
(これまでの取り組み https://tckj.org/category/news/

【募集要項】
〈概要〉
「韓国戯曲翻訳ワークショップ」は、次回開催予定の「韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2」に向け、新人翻訳者の育成と翻訳環境の充実化を目的に実施いたします。
本ワークショップでは、参加者3名が一本の戯曲を共同で翻訳し、上演戯曲として翻訳の質を高める過程を実践的に経験していただきます。そして最終的な翻訳戯曲は「韓国現代戯曲集12」に掲載され、ドラマリーディング上演が予定されています。
〈対象作品〉
・『빌미』 (2018年) 作:최원석(チェ・ウォンソク)
・翻訳言語:韓国語➡日本語
〈選出人数〉
・3名
〈スケジュール〉
・応募締切:2023年8月31日
※応募時に、対象作品『빌미』の一部を翻訳したものを提出していただきます。

▼ 対象作品『빌미』の一部(ダウンロード)
https://onl.sc/HieZ6yT
※ダウンロードできない場合は、japan.korea.tcc@gmail.comまでご請求ください。

一次(書類)選考発表:9月7日
※一次選考を通過された方は、オンライン面談を行います
二次選考(オンライン面談):9月上旬〜中旬

・翻訳者決定:9月中旬予定
・ワークショップ開催期間:2023年9月下旬〜2024年2月
・オンライン開催(全10回程度を予定。1回2時間ほど)
・劇作家、演出家、俳優を招いた、ブラッシュアップのための試読会を予定。
・日程は、相談の上、決定。
・戯曲集製本・掲載:2024年3月

〈応募資格〉
・自分の力で、韓国語を自然な日本語に翻訳できる方。
・プロの翻訳家ではなく、翻訳物が正式出版および上演されたことがない、または2作品以下であること。
・国籍、年齢、居住地などは問いません。
・翻訳ワークショップ参加者3名の共同翻訳となることをご理解いただける方。
・オンラインでの参加が可能な方。(Zoomビデオ会議システムを使用予定)

〈応募方法〉
以下の必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ(PDFファイル)にまとめ、下記フォームにてお申し込みください。

*ファイル名には応募者のお名前を記載ください。例「ご自身のお名前_応募用紙.pdf」「ご自身のお名前_課題翻訳.pdf」

※ (1)~(7)をA4 1~2枚(フォント11p)、(8)課題翻訳は別途にまとめること。

■応募用紙記載事項 
(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)年齢
(4)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(5)「韓国語の標準語」と「日本語の標準語」以外に、駆使できる言語(外国語や方言)
(6)韓国語の学習歴、韓国語能力試験のレベル、および翻訳の実績(もしあれば)
(7)志望動機(200字程度)
(8)課題翻訳 : 対象作品『빌미』の部分翻訳

■応募フォーム(2023年8月31日(木)締切)

https://forms.gle/EaG5FkbJynGFou767

*フォームより応募ができない場合は、メールにてご応募ください。

その際、タイトルを 「韓国戯曲翻訳ワークショップ 応募」としてください。

メールアドレス:japan.korea.tcc@gmail.com

〈お問い合わせ〉
日韓演劇交流センター 事務局
メール  japan.korea.tcc@gmail.com
★ ワークショップ終了後、レポートをご提出(A4用紙、1枚程度)いただきます。
★ ワークショップ参加者には、翻訳戯曲掲載料として各50,000円(税込)をお支払いします。

◆ファシリテーター
石川樹里(いしかわ・じゅり)
ソウル在住。 韓国芸術総合学校演劇院演劇学科卒業。
戯曲翻訳に『満州戦線』『哀れ兵士』(パク・クニョン作)、『渇愛』『獣の時間』(キム・ミンジョン作)、『カルメギ 가모메』『颱風奇譚』『外地の三姉妹』(ソン・ギウン作)、『鱈々(原作・プゴテガリ)』(イ・ガンベク作)、『黄色い封筒』(イ・ヤング作)ほか多数。共訳書に『韓国近現代戯曲選』(論創社刊)。『呉将軍の足の爪』(パク・ジョヨル作)の翻訳により第一五回湯浅芳子賞受賞。

◆ファシリテーターからのメッセージ
戯曲翻訳には小説の翻訳とは違う難しさと楽しさがあります。どんなに工夫を凝らして翻訳しても、演出家が読んだり、俳優が実際に声を出して読んだり、体を動かしてみて、はじめて分かることも多々あるのです。より質の高い上演戯曲の翻訳を目指して、一緒に悩み、意見を出し合い、実践的に切磋琢磨する時間にしていきたいと思います。たくさんのご応募をお待ちしております。

〈留意事項〉
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください

当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。
参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。