韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2
俳優オーディションのお知らせ
2025年は、日韓国交正常化60周年の記念の年です。
その年に12回目の「韓国現代戯曲ドラマリーディング」を実施できることをとても嬉しく思っています。例年通り演出家の公募に加えて、2回目の翻訳者の公募を行いました。どちらも多数の応募をいただき、魅力的な方々に演出・翻訳としてご参加いただけることとなりました。
つきましては、公演に向けて出演者を公募いたします。
出演ご希望の方は下記要綱を熟読のうえ、必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ1枚(PDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください)にまとめ、下記グーグルフォームにてご応募ください。
それでは、たくさんの皆様からのご応募をお待ちしております。
上演2作品
『火種』
【作家】崔原碩 (チェ・ウォンソク)
【演出】桑原裕子
【翻訳】岡野萌、諏訪さちこ、森喜久子
【翻訳監修】石川樹里
『ハウスソナタ』
【作家】韓賢珠(ハン・ヒョンジュ)
【演出】万里紗
【翻訳】宋美幸(ソン・ミヘン)
応募方法
※応募フォームが利用できない場合、メール(japan.korea.tcc@gmail.com)でお送りください。
・応募フォーム https://forms.gle/NDBoi1CgJpGMUK756
・応募フォームが利用できない場合
件名に「2025日韓リーディング出演希望」を記載し、下記(1)~(11)をA4用紙1枚以内でPDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募ください。
応募用紙記載事項
A4サイズ1枚(PDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください。書式自由)
(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)性別と身長
(5)住所
(6)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(7)略歴
(8)志望理由(200字程度)
(9)プロフィール写真(全身とバストアップ)
(10)希望作品(複数可)
(11)2次審査の日程で、現時点でNGの時間帯があればお知らせください
オーディション(2次審査)日時
9月20日(金)
※会場は東京都内となります。書類選考通過の方にお知らせいたします。
応募締め切り 9月2日(月)18時必着
結果のお知らせ
書類選考通過の方に、9月13日(金)までにメールにてご連絡いたします。
オーディション(2次審査)結果は、オーディション後10日ほどでお知らせいたします。
オーディション参加条件
・韓国演劇に興味のある方で、20歳以上で1年以上の俳優経験者、心身ともに健康の方
・募集対象:20代〜60代までの俳優
・出演料は1ステージ15,000円×3ステージを予定(稽古手当・交通費込み)
・下記に記載の2月の稽古と本番にすべて参加できること(2024年12月もしくは2025年1月に顔合わせの可能性あり)
・公演中は他の作品も必ず観劇し、期間中の行事に必ず参加すること
・チケットノルマはありませんが、積極的にチケットを売っていただくこと
・応募書類は返却いたしません。
※新型コロナ感染症対策に対応しながらの上演となりますので、予定が変更になることがありますので、その際にはご協力をお願いいたします。
オーディション参加費 無料(会場までの交通費は自己負担となります)
上演までのスケジュール
2024年12月もしくは2025年1月中に、顔合わせ・勉強会の可能性あり。
稽古日程 2025年2月18日(火)頃~2月26日(水)頃(約7日程度) 座・高円寺の稽古場ほか
公演概要
2025年2月28日(金)~3月4日(火)
会場:座・高円寺1
全6ステージ (各作品3ステージ)
2月
28日(金)19:00A ◆ポストトーク
3月
1日(土)16:00B ◆終演後シンポジウム(18:15頃からを予定)
2日(日)13:00A/17:30B ◆ポストトーク
3日(月)19:00A
4日(火)14:00B
お問い合わせ先
ご不明点は、下記にお問い合わせください。
必ず件名に「2025日韓リーディング俳優オーディション」と記載してください。
japan.korea.tcc@gmail.com(日韓演劇交流センター事務局)
作品について
◆作家・作品について戯曲の一部と登場人物表については、こちら をご参照ください。
戯曲の全編をお読みになりたい方には、戯曲集を1,000円+370円(送料)+振込手数料で販売しております。japan.korea.tcc@gmail.com(日韓演劇交流センター事務局)にお問合せください。
『火種』
原題:빌미
(2017年の韓国演劇ベスト7選出、第12回大韓民国演劇大賞受賞作品)
【作】
崔原碩 (チェ・ウォンソク)
1967年、韓国ソウル生まれ。劇作家、演出家、俳優。2023年から慶尚南道立劇団芸術監督に就任。現代社会を支配する資本や権力、暴力の問題をえぐり出す独自の作風で注目を集めている。
『変態』(2012)で第一回ソウル演劇人大賞受賞。
『不滅の女』(2013)で第五回ソウル演劇人大賞受賞。
『殺・色』(2022)で第四十二回今年の最優秀芸術家賞(演劇部門)受賞。
【翻訳】
岡野萌(おかの・もえ)
2003年、東京生まれ。現在、日本女子大学に在学中で、社会学を専攻する。2023年度には韓国・梨花女子大学への交換留学を経験。以前から様々なジャンルの韓国語書籍を翻訳することを趣味としてきたが、本格的な翻訳は演劇『火種』が初挑戦。
諏訪さちこ(すわ・さちこ)
東京都出身で今は山梨県在住。高校・大学時代、演劇にいそしむ。その後、理学療法士として病院等に勤務する傍ら、趣味で韓国語の勉強を始める。現在は字幕翻訳をメインとするフリーランサーで、日本語教師として教壇にも立っている。戯曲翻訳は今回が初挑戦。
森喜久子(もり・きくこ)
岡山生まれ。中高大学時代は演劇漬けの毎日。その後神奈川県警に就職、韓国語の研修を受けたのがきっかけで退職し、韓国に渡り言葉を学ぶ。現在は韓国語関連のフリーランサー、通翻訳者及び韓国語の講師として活動中。戯曲『6月26日』(作=張泰俊) 翻訳。
【演出】
桑原裕子(くわばら・ゆうこ)
東京都出身。劇作家・演出家・俳優。KAKUTA主宰。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術監督。KAKUTA『甘い丘』(2009年)にて第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)、KAKUTA『痕跡』(16年)で第18回鶴屋南北戯曲賞、18年穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』で第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞および第70回読売文学賞戯曲シナリオ部門受賞。19年に劇団作品『ひとよ』が白石和彌監督で映画化。NHK昭和歌謡ミュージカル『また逢う日まで』(脚本)、赤信号劇団『誤餐』(作・演出)、『ロビー・ヒーロー』(演出)、『たわごと』(作・演出)、『ナビレラ』潤色・演出、24年12月脚本を手掛ける『応天の門』が明治座で上演予定、25年6月には『ザ・ヒューマンズ』演出を控える。
【あらすじ】
とある別荘地。大学教授のチェ夫妻は、娘のスンヨンの留学の送別会を開くために都会から離れた別荘に来ていた。しかし、スンヨンは、その送別会に自分より30歳も年上の婚約者を連れて来たため、チェ教授夫妻は大反対する。そして、別荘の管理人一家も巻き込む形で不幸な偶然が重なり、殺人事件が起こる。皆がその殺人事件の責任を回避するために嘘をつき始め、事態は壊滅的な破局に向かって突き進んでいく。
『ハウスソナタ』
原題:집집:하우스 소나타
(2021年の韓国演劇ベスト7選出、第58回東亜演劇賞戯曲賞受賞作品)
【作】
韓賢珠(ハン・ヒョンジュ)
1978年生まれ。劇作家。労働問題や青少年問題など常に社会と寄り添いながら、そこに存在するテーマを扱った作品を書いている。
『私たちを見たか?』(2009)で第四回CJヤングフェスティバル最優秀作品賞選出。『八七八メートルの春』(2011)で、第一回碧山戯曲賞受賞。
『少年がそうした』(2012)で2012年の韓国演劇ベスト7選出。
【翻訳】
宋美幸(ソン・ミヘン)
1976年、神戸生まれ。日韓関連の公演や映画などで、現場通訳や字幕制作の仕事に携わる。これまで関わった主な作品に、舞台『焼肉ドラゴン』『海辺のカフカ』『屋根裏』、映画『ひと夏のファンタジア』『アイアムアヒーロー』『お嬢さん』など。
【演出】
万里紗(まりさ)
日本女子大学卒業後、舞台や映像と幅広く活動、2016年には主演映画『眼球の夢』が第64回ロッテルダム国際映画祭の正式招待を受ける。近年は演出や戯曲翻訳など多方面から演劇に携わる。演出作に、『ミュージカル 人間ども集まれ!』、『詩劇 響きと怒り』、 翻訳作に『原宿ガールズ』『Big Deal』『A WALK IN THE WOODS』など。主な出演作に、『デカローグ プログラムE』『不思議な国のエロス』『屠殺人ブッチャー』『海戦 2023』『レオポルトシュタット』『アンチポデス』『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』『Fly By Night』『ペール・ギュント』など。 GNC主催「俳優指導者ゼミ」修了。
【あらすじ】
国民の多くが、「アパート」と呼ばれる高層マンションや住宅団地で暮らすことを望む韓国。日韓ワールドカップが開催された2002年と約二十年後の2021年を行き来しながら、安心して生活できる「家」を切実に願う二人の女性を巡る物語。
60代のパク・チョングムは、教会の助けを借りて新しく建てられた公共住宅に入居するが、追い出されるのではないかといつも不安を感じていた。もう一人の主人公、新婚で30代のヨン・ミジンは、住宅価格が高騰するなか友人のコネを使って古い公共住宅に入居し、シンク台の下に隠されていた旧札の札束を見つける。その部屋は以前、パク・チョングムが住んでいた部屋だった…。
留意事項
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください
当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。
参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。
以上