オンラインレクチャー 韓国演劇のいまを知る!

日韓演劇交流センターでは初めてのオンライン・レクチャーを開催いたします。
「韓国現代戯曲集 Ⅺ」に掲載されている『聞き分けのいい人々』(作:キム・スジョン 翻訳:石川樹里)と『これが最後だ』(作:イ・ヨンジュ 翻訳:金恵玲)
今回は、韓国演劇界で注目度の高い劇作家キム・スジョン氏とイ・ヨンジュ氏、それぞれの作品について、そして、個性豊かな各々の取り組みについて、ご紹介いただきます。
今後の韓国演劇を担う次代の劇作家によるレクチャー、そして、韓日演劇交流協議会 会⻑イ・ソンゴン氏とのディスカッション。ぜひお気軽にご参加下さい!!

<日程> 

A  3月6日(水)18:30−21:00

レクチャー&ディスカッション
多様な作品を通じて、性の不平等、障害と人権、個人と集団の対立など同時代の問題を先鋭的に扱うキム・スジョン氏。「韓国現代戯曲集 Ⅺ」掲載作品『聞き分けのいい人々』について、そして、ご自身の演劇活動、韓国の演劇の現状を伺いたいと思います。

<パネリスト> キム・スジョン(劇団 新世界)
<ゲストパネリスト> イ・ソンゴン(韓日演劇交流協議会 会⻑)
<司会> 青木鉄仁(日韓演劇交流センター 専門委員)

B  3月7日(木)18:30−21:00

レクチャー&ディスカッション
社会的弱者に対する倫理的態度を観客と共有する試みを続け、誠実なリサーチに基づいて繊細で叙事詩的な演劇を追求するイ・ヨンジュ氏。「韓国現代戯曲集 Ⅺ」掲載作品『これが最後だ』 について、そして、ご自身の演劇活動と問題意識について伺いたいと思います。

<パネリスト> イ・ヨンジュ(劇団 電話のベルが鳴る)
<ゲストパネリスト> イ・ソンゴン(韓日演劇交流協議会 会⻑)
<司会> 青木鉄仁(日韓演劇交流センター 専門委員)

パネリスト> 

キム・スジョン (김수정/金秀貞)
劇作家、演出家。劇団新世界主宰。
2010年に創作集団TOOKを旗揚げ。2015年に同人制劇場「演劇実験室恵化洞窟一番地」の六期同人となり、「新しい世界、信じられる世界を望むアーティスト集団」を標榜して劇団名を新世界に変える。社会や歴史の恥部や不都合な真実を観客が目を覆いたくなるほど執拗に暴き出す作風で注目を集める。
韓国社会で起きた大規模な人災の現場を訪れて観客参加型のパフォーマンスを行う『忘却ダンス』シリーズ(2017~2019)、繰り返されるさまざまな暴力をポルノと定義し、これでもかと観客に見せ続ける『したがってポルノ』、日本軍「慰安婦」から現代までの性搾取百年史を描く『孔主たち』(2019)、障碍者施設の建設に反対する住民たちと障碍児を持つ親たちのエゴ剥き出しの対立を描いた『生活風景』(2021)、ベトナム戦争での韓国軍による民間人虐殺事件を裁く民間法廷を舞台化した『星たちの戦争』(2021)、10代から30代まで演劇の世界で経験したさまざまな暴力と、負け組にならないための必死の足掻きを告白した『キム・スジョンです』(2021)などがある。

イ・ヨンジュ(이연주/李姸周)
劇作家、演出家。劇団「電話のベルが鳴る」代表。
多種多様な登場人物を通して、いまこの時代を生きる数多くの「私」の話を紡いできた。
主な劇作作品に『ユニバーサルスタジオ』『これが最後だ』『電話のベルが鳴る』『とある村』『承認闘争;芸術家編』他。構成、演出作品に『障害、第三の言語で語る』『異般検閲』他。演出作品に『四月の寺院』『アリス・イン・ベッド』『当選者なし』『承認闘争;芸術家編』『電話のベルが鳴る』『ゴドーを待ちながら』ほか。
2017年 斗山蓮崗芸術賞(公演部門)を受賞。2019年『承認闘争:芸術家編』で第五六回 東亜演劇賞新人演出賞を受賞。2019年『これが最後だ』が〈今年の演劇ベスト3〉、〈韓国演劇ベスト7〉に選定される。

<ゲストパネリスト>
イ・ソンゴン(이성곤/李星坤)
演劇評論家。韓日演劇交流協議会 会長。韓国芸術総合学校演劇院演劇学科教授。同校卒業後、大阪大学文学研究科で博士号を取得。現在は在日コリアン劇団に関する研究、およびオンライン配信における観客のライブネスに関する研究に取り組んでいる

<参加費>一般  1,000円(A・B通し券) 
※ 演劇関係7団体の会員は無料。
※ お申し込みの方には1ヶ月ほどの見逃し配信あり。

<講師言語> 韓国語(日本語通訳あり)

<お問合せ・お申込>
申込期日 開催当日の12:00まで。
参加ご希望の方は、オンラインチケットシステム「Peatix」からお申し込みください。
https://japan-korea-tcc1.peatix.com
上記システムがご利用になれない方は、件名を「韓国演劇のいまを知る!」にして、下記の情報を明記の上、メールでお申込みください。
japan.korea.tcc@gmail.com
①お名前(氏名・ふりがな)②連絡先(電話番号、メールアドレス)③ご所属
オンライン会議ツール「Zoom」を使用します。
お申し込みいただいた方に、開催日の12:00までにメールにて配信URLをお知らせします。

助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催/制作:一般社団法人日韓演劇交流センター
実行委員:鈴木アツト・柏木俊彦
コーディネート&通訳:石川樹里

トーク&レクチャー「日韓演劇交流をたどる旅(2)」

日韓演劇交流センター「日韓演劇交流ラボ」
西堂行人×洪明花 トーク&レクチャー
「日韓演劇交流をたどる旅(2)」

パネリストに西堂行人、モデレーターに洪明花。ゲストパネリストに、森正敏氏、和田喜夫氏を招いてトーク&レクチャーを開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。


「歴史を振り返る」Ⅱ ~下からの交流〜

日韓の現代演劇交流は、1972年、唐十郎の状況劇場の西江大学での無許可上演した『二都物語』から始まった。彼らを招聘したのは、抵抗の詩人・金芝河(キム・ジハ)。だがこの公演はゲリラ的公演であり、終演後、唐十郎らは帰国の途についた。彼らを呼んだ金芝河は逮捕され、死刑を宣告された。韓国では日本の文化や芸術はあくまで非公式だった時代の産物である。その後、劇団昴、発見の会が中心となった韓日フェスティバル、タイニイアリスの招聘など地道な演劇交流が始まった。こうした中で、多くの韓国演劇人が来演し、日本からも隣国に渡って演劇公演が行なわれた。これらの交流はあくまで個人的な人脈からなされてたもので、この段階の歴史をたどっていく。


日程 2024年2月26日(月)19:00〜21:00
会場 芸能花伝舎

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-30
・東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅 【出口2】より徒歩約6分
・都営大江戸線「都庁前」駅 【A5】より徒歩約7分
・都営大江戸線「中野坂上駅」「西新宿五丁目」より徒歩約10分
・「新宿」駅 西口より 徒歩約15分


パネリスト:
西堂行人(にしどう こうじん)
演劇評論家。2000年の日韓演劇交流センター創設時から委員(前副会長)として関わり、数多くのシンポジウム、レクチャーに参加してきた。ニュースレター「シアタ―コミュニケーションズ コリア―ジャパン」の編集長、「韓国現代戯曲集」の編集に携わる。2005年に『韓国演劇への旅』を出版。また『小劇場は死滅したか』が2000年に現代美学社から翻訳・出版されている。2023年3月まで明治学院大学文学部芸術学科教授。

モデレーター:
洪明花(ほん みょんふぁ)
SORIFA代表。一般社団法人日韓演劇交流センター副会長。
俳優、司会・ナレーション業を中心に活動する他、プロデューサーや通訳・翻訳、演技講師、韓国語教師としても活躍。2014年 文化庁在外研修生として、韓国国立劇団で俳優としての訓練を受け、2015年に韓国国立劇場でデビュー。2017年 小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。2021年12月、実存した伝説の舞姫“崔承喜”の一人芝居を、鄭義信の作演出で公演。映画「血と骨」「中学生丸山」「水の声を聞く」、日中韓合作映画「湖底の空」(ゆうばり国際映画祭グランプリ)NHKの連続ドラマ『群青領域』『ガラパゴス』に出演など。企業や芸術分野においての日韓通訳や両国の戯曲の翻訳紹介、両国の演劇や映画をプロデュース、各種演劇祭へのコーディネートなど、積極的に日韓交流活動に取り組む。

ゲストパネリスト:
森正敏(もり まさとし)1952年生まれ、大阪府出身。同志社大学文学部卒業後、青年座研究所で演劇を学び1983年劇団青年座製作部に入団。現在、劇団青年座代表取締役。日本新劇製作者協会理事。2000年から日韓演劇交流センターのメンバーとして韓国との演劇交流に携わる。2023年イ・ヤング氏の『黄色い封筒』(須藤黄英演出)上演に製作者としてかかわり、青年座として第16回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞。

和田喜夫(わだ よしお)
1951年山口県下関生まれ。早稲田大学在学中より演出を始める。1982年から11年間、劇作家・岸田理生との共同作業を続け、1992年オーストラリアのアデレード、パース国際演劇祭で『糸地獄』を上演。2001年よりオーストラリアやカナダの先住民の劇作家との共同作業を始める。代表作に『糸地獄』、『居留地姉妹』『ウィンドミル・ベイビー』など。演劇企画集団 楽天団代表。劇団yumyumcheese座員。日本演出者協会事務局長。

定員:20名ほど
料金:500円(演劇関係7団体の会員は無料)
お申し込みフォーム 
https://forms.gle/uxtZxA3eNWqr2t3o7
上記のフォームが利用できない方は、メールにて、件名を「日韓演劇交流をたどる旅(2)」にして、本文に、①お名前(氏名・ふりがな)②連絡先(電話番号、メールアドレス)③ご所属 を明記の上、ご応募ください。のちほど詳細をご連絡いたします。
japan.korea.tcc@gmail.com

助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催/制作:一般社団法人日韓演劇交流センター