隔年で上演している「韓国現代戯曲ドラマリーディング」、次回は日韓国交正常化60周年を迎える2025年に、座・高円寺1にてリーディング公演を予定しております。つきましては、その演出家を1名公募いたします(今後、出演者もオーディション形式で募集したいと思っております)。当企画に興味を持つ演出家の方々の、たくさんのご応募をお待ちしております。
◆応募資格
演出経験10年以下、もしくは39歳以下。
戯曲を聞かせるドラマリーディングであることを踏まえ、通常の上演のような動きは抑える形での公演を目指せること。
◆応募方法
応募フォーム、もしくは、メール( japan.korea.tcc@gmail.com)のいずれか
・応募フォーム https://forms.gle/QSLqJjbzQ7fxnXWTA
・応募フォームが利用できない場合
件名に「2024日韓リーディング演出希望」を記載し、下記(1)〜(10)をA4用紙2枚以内でPDFファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募ください。
(1)氏名(ふりがな)/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)連絡先(連絡の取れるEメールアドレスと電話番号を明記)
(5)略歴(活動歴・プロフィール。400字~1200字程度)
(6)志望理由(200字程度)
(7)ドラマリーディング(朗読公演)の演出で大切にしたいこと(200字程度)
(8)プロフィール写真(バストアップ)
(9)参考資料があれば記載。過去の演出作品の劇評、取材記事、
舞台映像のURL(映像の場合には編集をして3分以内のもの)など
(10)希望作品
◆演出料 15万円(税込)
◆締切 2024年5月31日(金)必着
◆公演までのスケジュール
6月下旬 演出家決定
9月 出演者オーディション・出演者決定
12月 顔合わせ
2月18日頃~2月26日頃 稽古(約7日程度) 座・高円寺の稽古場
◆公演概要
2025年2月28日(金)~3月4日(火) 座・高円寺1
全6ステージ (各作品3ステージ) ※下記開演時間は変わる可能性あり。
2/28(金) | 3/1(土) | 3/2(日) | 3/3(月) | 3/4(火) | |
14:00 | 作品A | 作品B | |||
16:00 | 作品B ※終演後、 シンポジウムあり | ||||
19:00 | 作品A | シンポジウム後、 両作品の作家や 韓国側との交流会 | 作品B | 作品A |
◆選考方法
書類選考の結果次第では、6月中旬から下旬に面接(オンライン可)を行うこともあります。
◆お問合せ
必ず件名に「2024日韓リーディング演出家募集」と記載してください
japan.korea.tcc@gmail.com
◆作家・作品について
公演の順番などは未定です。
※ご希望の方には、戯曲の一部と登場人物表を、データでお送りします。戯曲の全編をお読みになりたい方には、戯曲集を1,000円+370円(送料)+振込手数料で販売しております。上記メールアドレスにお問合せください。
『火種』原題:빌미
(2017年の韓国演劇ベスト7選出、第十二回大韓民国演劇大賞受賞作品)
あらすじ:とある別荘地。大学教授のチェ夫妻は、娘のスンヨンの留学の送別会を開くために都会から離れた別荘に来ていた。しかし、スンヨンは、その送別会に自分より30歳も年上の婚約者を連れて来たため、チェ教授夫妻は大反対する。そして、別荘の管理人一家も巻き込む形で不幸な偶然が重なり、殺人事件が起こる。皆がその殺人事件の責任を回避するために嘘をつき始め、事態は壊滅的な破局に向かって突き進んでいく。
【作者プロフィール】
崔原碩 (チェ・ウォンソク)
一九六七年、韓国ソウル生まれ。劇作家、演出家、俳優。2023年から慶尚南道立劇団芸術監督に就任。現代社会を支配する資本や権力、暴力の問題をえぐり出す独自の作風で注目を集めている。
『変態』(2012)で第一回ソウル演劇人大賞受賞。
『不滅の女』(2013)で第五回ソウル演劇人大賞受賞。
『殺・色』(2022)で第四十二回今年の最優秀芸術家賞(演劇部門)受賞。
【翻訳者プロフィール】
岡野萌(おかの・もえ)
2003年、東京生まれ。現在、日本女子大学に在学中で、社会学を専攻する。2023年度には韓国・梨花女子大学への交換留学を経験。以前から様々なジャンルの韓国語書籍を翻訳することを趣味としてきたが、本格的な翻訳は演劇『火種』が初挑戦。
諏訪さちこ(すわ・さちこ)
東京都出身で今は山梨県在住。高校・大学時代、演劇にいそしむ。その後、理学療法士として病院等に勤務する傍ら、趣味で韓国語の勉強を始める。現在は字幕翻訳をメインとするフリーランサーで、日本語教師として教壇にも立っている。戯曲翻訳は今回が初挑戦。
森喜久子(もり・きくこ)
岡山生まれ。中高大学時代は演劇漬けの毎日。その後神奈川県警に就職、韓国語の研修を受けたのがきっかけで退職し、韓国に渡り言葉を学ぶ。現在は韓国語関連のフリーランサー、通翻訳者及び韓国語の講師として活動中。戯曲『6月26日』(作=張泰俊) 翻訳。
『ハウスソナタ』原題:집집:하우스 소나타
(2021年の韓国演劇ベスト7選出、第五八回東亜演劇賞戯曲賞受賞作品)
あらすじ:国民の多くが、「アパート」と呼ばれる高層マンションや住宅団地で暮らすことを望む韓国。日韓ワールドカップが開催された2002年と約二十年後の2021年を行き来しながら、安心して生活できる「家」を切実に願う二人の女性を巡る物語。60代のパク・チョングムは、教会の助けを借りて新しく建てられた公共住宅に入居するが、追い出されるのではないかといつも不安を感じていた。もう一人の主人公、新婚で30代のヨン・ミジンは、住宅価格が高騰するなか友人のコネを使って古い公共住宅に入居し、シンク台の下に隠されていた旧札の札束を見つける。その部屋は以前、パク・チョングムが住んでいた部屋だった…。
【作者プロフィール】
韓賢珠(ハン・ヒョンジュ)
1978年生まれ。劇作家。労働問題や青少年問題など常に社会と寄り添いながら、そこに存在するテーマを扱った作品を書いている。
『私たちを見たか?』(2009)で第四回CJヤングフェスティバル最優秀作品賞選出。『八七八メートルの春』(2011)で、第一回碧山戯曲賞受賞。
『少年がそうした』(2012)で2012年の韓国演劇ベスト7選出。
【翻訳者プロフィール】
宋美幸(ソン・ミヘン)
1976年、神戸生まれ。日韓関連の公演や映画などで、現場通訳や字幕制作の仕事に携わる。これまで関わった主な作品に、舞台『焼肉ドラゴン』『海辺のカフカ』『屋根裏』、映画『ひと夏のファンタジア』『アイアムアヒーロー』『お嬢さん』など。
◆留意事項
・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしません
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください
当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。 参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をもって対応いたします。